京都の老舗、祇園北川半兵衛というところのお茶をオンラインで購入しました。
オンラインで茶葉を選ぶのは、思っているよりもずっと慎重になります。手に取って香りを確かめることもできないですし、茶葉の美しさも画面越ではイマイチわからない。そして、お茶のプロであろうお店の方と会話ができないのがもったいない。
それでも、この店の名前と佇まい、歴史を信じて、数種類を注文してみましたー。
祇園北川半兵衛
北川半兵衛商店は、文久元年(1861年)創業。もともとは宇治の老舗の製茶問屋で、過去77回行われた、全国茶品評会のうち「北川半兵衛商店」として11回、北川半兵衛商店の契約栽培農家も合わせると、 開催の半数を超える40回以上の最高賞を獲得しているそうです。

そんな北川半兵衛商店が2018年1月に、新たな試みとして、祇園に日本茶カフェ「祇園 北川半兵衞」を構えました。
(最新情報は公式サイトをご確認ください)
〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側570−188
営業時間:11:00~22:00 / 不定休(18:00~は夜カフェ営業)
伝統の軸を保ちながら、現代的な空間や感性で日本茶の魅力を伝えています。
築120年以上の京町家を改装した店舗で、急須で淹れるお茶や、お茶に合わせたスイーツを提供しています。パフェもいろんな種類がありますが、抹茶パフェが最高においしそう!
18時以降は、夜カフェとして昼とは違う少し大人なメニューを展開しています。雰囲気がおり、美味しそうなアルコールの提供も。
東京の店舗は、祇園 北川半兵衞 東京丸ビル店。丸ビルの地下1階で、何回か通りかかって店舗に足を止めたことはありますが、購入したことはありませんでした。
〒100-6301 東京都千代田区丸の内2丁目4−1 東京駅丸の内南口 丸の内ビルディング地下1階
営業時間:11:00~21:00 (日曜日は20:00まで)
厳選された茶葉や、特別な方への贈答用の日本茶ギフトだけでなく、抹茶をかけて食べる高級茶漬け、高級抹茶のスイーツなども取り揃えているそうです。
今度改めて東京丸ビル店に行ってみようと思います。
購入したお茶は

今回、購入したのは【初回限定お試しセット】です。異なる3種類がセットで、その3種の選択はおまかせでもいいし、自分で選択することも可能です。
私が、選んだのは「玉露」「煎茶」「抹茶玄米茶」の3種。

まずは高級茶、玉露。艶やかで濃い緑色です。
香りはなんというか昆布とか出汁に少し近いような香りはです。
淹れ方は、北川半兵衛のサイトで推奨されている淹れ方をしました。
- お湯の温度: 50~60℃のぬるめのお湯を使用
- 茶葉の量: 一人あたり8g
- 抽出時間:
- 1煎目: 2~3分
- 2煎目以降: お湯を注いですぐに湯呑みへ

少しぬるめの湯で淹れたからでしょうか、味は旨味を強く感じ、その中に渋味が混じる印象です。濃くずっしりとくるような旨味が、高級茶の印象をより強調しているような感想を持ちました。
次。



お次は王道、煎茶。
こちらも非常に香り高い。爽やかさ、旨味、そして渋味の順番で味がつながり、美女にバランスのとれた味でした。私の中では真っ当で正当な煎茶、日本茶といった印象です。
製品や店舗の世界観
江戸時代末期1861年操業の歴史のあるお茶屋さんですが、お茶の缶や外装箱は江戸末期からの歴史よりも、なんだか大正浪漫とか和風アールヌーボーといった印象です。
大正浪漫フレームを用いたようなデザインで、西洋的なシンメトリーと和モダンが融合しており、優美な感じです。
(下記画像、サイトからお借りしています。)




キンチョウの蚊取り線香とか中川政七商店とかのような和モダンさに近しいかと感じました。
お茶だけでなく、スイーツ、お茶漬け、詰め合せギフトなど広く展開していますし、歴史の重みや厳かなブランドイメージというよりは、新しさ、華やかさを表現したいのかもしれません。
今度、京都に行く機会があれば店舗にて日本茶だけでなく、お茶漬けと抹茶パフェもいただきたいと思います。
コメント