青森の空気をまとって、荷物が届きました。
中には、丁寧に梱包されたお茶と、やわらかな文字で綴られた一通の手紙。
封を開けた瞬間から、「コノハト茶葉店」という名前に、静かな温もりを感じました。
コノハト茶葉店
(※2025年7月調査時点。調査・最新情報は公式サイトをご確認ください)
〒030-0813 青森県青森市松原3丁目9−18 生協地内
営業時間:10:00〜19:00(日曜は18:00まで)
定休日:火曜日
妻がたまたまSNSで見つけたお茶屋さん。
青森にある、紅茶・中国茶・台湾茶・日本茶・ハーブティー・コーヒーの専門店です。
企業理念は、「美しいかどうかで決める」。
わたしたちが開業当初から社内で掲げてきた理念。それは「美しいかどうかで決める」。
例えば私たちが主に扱う「茶」に関していえば、味や香りにとどまらず、 色や形、商品パッケージ、そして湯の中で舞う姿さえ、その理念の前では大事な選定要素となります。
育成や摘採方法はもとより、流通の仕組みの中で、決して 誰かが搾取される側にないこと。動植物や環境に必要以上の負担をかけていないこと。
それらすべての「在り方」において、農園からカップまで一連のうつくしさ が保たれていることこそが、お客様の日常のシーンをうつくしく潤すことができる条件。私たちは、そう信じています。
生産から流通、販売まで一貫した美しさは、顧客の日常にもつながるよね、ということで私もすごく納得、共感です。美しさは、健全でもあるよね。私もイチ消費者として、健全な心で美しくお茶を頂きたい。
購入したお茶、そのパッケージ
そんなコノハト茶葉店のかわいらしく、それでいて凛とした佇まいのパッケージに惹かれ、オンラインショップから茶葉を注文しました。

妻は『抹茶入りシトラスクリーンティー』を、私は『宇治 雁ヶ音(かりがね)』を購入しました。


木製のクリップが特徴的でとってもかわいい。

茶。これが『宇治 雁ヶ音(かりがね)』です。

茶の茎部分を集めたお茶のため、繊維は大きく明るい緑が混じります。

茎はアミノ酸を多く含むため甘みがあり、香りも高いのが特徴だそうです。
その特徴を活かすために低めの湯で淹れました。
渋味がなく旨味が強くて飲みやすいお茶。香りもたち、ひとくちごとに心がほどけていくようでした。
そして、お手頃な金額なのも嬉しい。毎日気兼ねなく飲むことができる、とってもいいお茶です。
手書きのお手紙
もうひとつ印象的だったのは、お茶に添えられた小さなお手紙。

量産的でない、手書きの言葉は、それだけでお茶の味に“余韻”を加えてくれます。
丁寧な言葉に、見えないはずの作り手の顔が浮かびます。

まとめ
美味しいお茶、手書きのお手紙、そしてブランドとしてセンスの良さがあります。
どこか北欧的でもあり、でも芯にあるのは東北のやさしさのような。「親しみ」と「美しさ」が同居しています。
地方に根ざした小さなお店が、こんなふうに遠くの誰かの日常に入り込むような。それは、モノの力だけではなく、人の手と想いが通じたからこそのことかと思います。
次に青森を訪れるときには、ぜひ実店舗にも足を運んでみたいな。
お茶の香りと、店内の空気、そしてきっとそこにもあるはずの「やさしさ」に、直接触れてみたいと思いました。

金沢の銘菓「くるみ」と合わせて美味しくいただきました。

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