以前から行きたいと思っていた麻布台ヒルズにあるSABOE TOKYOに行ってきました。
SABOE TOKYOは、2024年4月に麻布台ヒルズにオープン。洗練された世界観と強いフィロソフィー、そしてビジネスモデルが素晴らしいと思っています。
そんなSABOE TOKYO。熟練者はもちろん、私のような日本茶初心者もほんとに楽しめるのか、その評判はいかにー。
SABOE TOKYO

https://saboe.jp/shop
(※2025年6月調査時点。詳細・最新情報は公式サイトをご確認ください。)
〒106-0041 東京都港区麻布台1丁目2−4 ヒルズ ガーデンプラザC 1F
定休日 : 無休
営業時間 : 11:00 〜 20:00
今春、麻布台ヒルズに[SABOE TOKYO]をオープンした「茶方薈(さぼえ)」は、日本料理店[八雲茶寮]や和菓子店[HIGASHIYA]など、日本の伝統的な美意識や手法を基に、現代の日本文化を食やものづくりを通して発信してきた[SIMPLICITY]代表の緒方慎一郎さんが2016年に立ち上げたそうです。
茶方薈には「一般社団法人茶方薈」と「SABOE株式会社」の二つの顔があり、取り組む事業によりその名を使い分けているとのこと。
「我々がやりたいことは日本茶の良さを広く知らしめ、日本の文化の発展に寄与し、次世代へ繋いでいくことです。その活動のためにまず一般社団法人としての茶方薈があります。そこでは、日本茶の産地や製法、味わいの違いといった日本茶の魅力を紐解く講座『茶学の会』など、お茶の啓蒙活動に努めています。しかし、それだけでは業界の発展には足りません。我々の活動を通じて利益を生み出し、それを茶農家さんや茶器をつくっている方々に還元することも必要だと考えています。そのために茶葉の製造や販売などをこれまでSABOE株式会社で行なってきました」
と、このSABOE TOKYOを運営し、SABOE株式会社の取締役でもある櫻井真也さん。櫻井真也さんは南青山のスパイラル5Fで「櫻井焙茶研究所」という日本茶専門の茶房の代表取締役もつとめています。
「櫻井焙茶研究所」も近々行ってみようと思う。
購入品

今回、購入したのは、限定の「No.2-05」というお茶、一口羊羹2種は通年で購入できる「焦蜜」と日本酒の「而今」とコラボレーションした酒粕羊羹、そして「T., Collection」というコレクションの「2 煎 Sen」。

限定の「No.2-05 」は、かぶせ茶 さやまかおりというお茶。これが渋味と旨味のバランスが良いというのでしょうか。美味しい。
一口羊羹と合わせて頂き最高でした。
そして、日本茶ブレンド「T., Collection」。

「T., Collection」は、煎茶や玉露やほうじ茶など『日本茶の味といえばこの10種類』というのを表現したそうです。私は「2 煎 Sen」の煎茶 釜炒り茶を購入。
いくつもの品種をブレンドした煎茶だそうで、飲んでみると非常にすっきりとした味わいでした。何杯も飲めるくらいです。
そしてなによりもこの特徴的なパッケージ。
中国茶の蓋付き茶碗「蓋碗」をモデルに、容れる・淹れる・飲むの3役を一体化しているそう。構造的にも湯呑代わりとしてそのまま使用でき、即席茶器としての実用性を持たせています。
素材は土に還る天然素材、トウキビや竹を使用しているようでこのあたりも今っぽいし企業としての哲学を感じます。素敵。
まとめ
お茶にも内装にもパッケージにもこだわりと統一された洗練された世界観を感じました。

その他、紙モノもしっかりと茶方薈を表現しています。こういうところもリピーターやファンをつくる大切な部分ですね。


いくつものお茶の試飲もできて、自分好みのお茶が選べるのはもちろん、内装(店舗の写真は撮影しませんでしたが)もお茶スタンドのイメージを覆すような空間で、和の様式美と適度な緊張感が融合し、とにかく洗練された空間でした。
その程よい緊張感がとても心地が良い。そしてスタッフの方の対応も丁寧でした。
お茶超初心者の私の質問にも親切に答えてもらって嬉しかったな。いい1日でした。まる。
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