地域課題に取り組む拠点としてデザインされた「道の駅しょうなん」

前回の記事で、「道の駅しょうなん」について綴りました。

頻繁に利用するこの施設。昨年末のリニューアルからとてもいいなぁと。駐車場も広いし、キレイだし、売り物もよいし。

本があったり、ちょっとしたコーヒー、アイスが楽しめたり、外は芝生や手賀沼付近の散歩が楽しめる。

すっごくオシャレとかカワイイとかではなく、なんかフツーのイイ感じ。僕みたいな普通の人が心地いいみたいな。

なんかこの場所ならではの雰囲気が心地いい。

そんな世界観。

目次

理念の言語化と発信

調べてみると、ちゃんとディレクションされていました。鎌田順也さんという方がディレクションをされたようです。

理念、指針、ビジョンなどをしっかり言語化し、バリューやロゴまで説明している。

最初はここまで外部に発信するのがどうかと野暮だなぁなんて思いましたが、道の駅しょうなんは地域の人たちとつくる、繋がる、地域の拠点。

HPをみても「地域」というコトバがたくさん出てきます。

そういった意味では、理念やビジョン、指針を地域の人たちにも理解してもらうことって大切だと思います。

ブランディングって世界観

施設内装、サインは、誰にでも理解できるように配慮され、わかりやすく馴染みやすい印象。

内装に用いるフォントは、縦組みの和文フォント

HPの写真も統一された世界観があります。少し青味が強い露出された画像は確かに、その施設から見える広くて明るい空を感じます。

https://www.michinoeki-shonan.jp/tent/

道の駅しょうなんのHPからお借りした画像
道の駅しょうなんのHPからお借りした画像

 

象徴的な建築 てんと

この施設はヒト、コト、モノ、<点と点をつなぐ>場所を目指しているそうな。建築も非常にシンボリックです。大きな三角屋根が繋がる形状が特徴的。

どこが正面か、入口か出口かわからないけど、自由な感じがして、回遊しやすくてよい。
大きな屋根(軒)は、外と内の間の空間をつくり、明るく広々として心地よい。
天気のいい日はみんな芝生広場と屋根の下でのんびり。

今年グッドデザイン受賞作品を見ていたら、この「道の駅しょうなん てんと」が受賞されていました。桔川卓也さんという方の設計。素晴らしい。

いろんな道の駅にいきますが、今のところこの「道の駅しょうなん」がいちばん好きです。

 

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この記事を書いた人

元インハウスのプロダクトデザイナー。三角屋根の小さなお家で、妻と息子とチワワと生活しています。

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