南部鉄器の鉄瓶についた赤サビを、煎茶の茶殻を使ってとってみる

南部鉄器を使い始めて約一年半。

鉄瓶でお湯を沸かし使い終わったら、毎回蓋を開けて空焚きして乾かしていました。

しかし、ちゃんと赤サビはつくもので。

そろそろサビのお手入れをしようと思います。

目次

多少のサビは問題なし?

鉄瓶は、使い始めは錆びることがよくあるそうです。内側が赤く錆びていても沸かしたお湯がサビの臭いがしたり、お湯が濁ったりしなければ特に問題なし。

こんなサビていたら体に影響あるんじゃないの?と思い、ネットで調べましたが問題ないようです。

とは言っても見た目が気になるという私のような人は定期的にお手入れしましょう。お手入れをきちんとすれば、よりお湯も美味しくなるし、愛着も湧きますしね。

日本茶の茶殻を使う

鉄瓶の赤サビを取るために最適なのは茶殻です。最近、煎茶を毎日飲んでいるので茶殻には困りません。

煎茶にはタンニンが含まれ、鉄と反応して黒サビとなって保護皮膜を作ります。

茶殻はティーパックに入れます、がティーパックがなかったので、今回は水切りネットを使用しました。

本日、お茶を淹れた際に出た茶殻。

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お水を八分目程度まで入れた鉄瓶に茶殻を入れて火にかけます。その際、吹きこぼれないように蓋は外しておきます。

30分程度、沸騰させたら少し水も減っているかも。減った分のお水を追加して再度グツグツと。

なんとなくお湯の色が黒っぽい。さっそく化学反応してきたでしょうか。

しっかり沸騰したら、半日〜1日程度そのまま放置です。

半日〜1日後

半日おいた鉄瓶の水は、とんでもなく真っ黒。

茶殻を取り出して、お水がどのくらい黒くなったか、錆がどうなっているか確認。こんな感じ。

うわっ、真っ黒。

鉄瓶の内側は、パッと見、赤サビはなくなったような気がします。

その後、2〜3回ほどお水を沸騰させ、お湯と共に鉄瓶の中の小さな錆の塊を捨てます。

その後、空焚きしてしっかりと乾かしてみると、この通り。

しっかりと赤錆が消えています。

奥の方もこんな感じ。

まとめ

錆びは鉄瓶の宿命。でも、それを恐れるよりも、使いながら付き合うほうが楽しい。

一生ものと言われる鉄瓶、しっかりとお手入れして、末長く大切に使いたいと思います。

捨ててしまう茶殻が、鉄瓶を守る味方になる—そんな小さな循環も、日本茶の魅力のひとつ、と感じた日でした。

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この記事を書いた人

元インハウスのプロダクトデザイナー。三角屋根の小さなお家で、妻と息子とチワワと生活しています。

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